グルタチオン点滴は、美白を第一の目的とした点滴です。グルタチオンとは3つのアミノ酸からなる物質で元々筋肉や肝臓などに分布し、強力な抗酸化作用を示す成分です。紫外線や加齢に伴う活性酸素の増加、老化を防止し、美しく透明感のある肌をキープできます。高濃度グルタチオン点滴によって高濃度のグルタチオンを血管内に直接補充できます。
メラニン生成抑制による美白の他、抗酸化作用による肌のアンチエイジング・疲労回復、免疫力の活性化、抗アレルギー作用で湿疹などを改善、肝機能の改善と保護などが期待できます。
グルタチオンとは?
グルタチオンは、グリシン、システイン、グルタミン酸という3つのアミノ酸から構成される物質で、もともと薬物中毒、肝機能改善、蕁麻疹などに使われる薬です。強力な抗酸化作用やメラニン生成抑制作用をもつため、美白効果が高く、美白目的で受けられる方が増えてきております。
グルタチオンは体内にも多く含まれているものですが、20代をピークに減少していってしまうため、外から補っていく必要があります。また、内服薬などで補ったとしても胃腸からはあまり吸収されないため、内服薬では十分な量のグルタチオンを摂取できません。
高濃度グルタチオン点滴は、グルタチオンをダイレクトに血管内に有効成分を送り込むことが可能なので、よりその効果を期待することができます。
グルタチオン点滴の副作用
食欲不振、悪心・嘔吐、発疹等やアナフィラキシー様症状が報告されていますが、頻度は多くありません。
<禁忌>
- 過去にグルタチオンでアレルギーを起こしたことのある方
グルタチオンと新型コロナとの関係
新型コロナに罹患した場合の重症化するリスクとして様々なものがありますが、その際には体内のグルタチオン欠乏の状態が起きているようです。そのため、新型コロナの発症予防や重症化予防として、グルタチオン補給が有効である可能性があると言われています。